全国学力テストの分析から見える「日本語力」の壁
2026年6月2日付の「教育新聞」に、「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の分析の記事が載りました。今回の調査では、小学生の算数と中学生の英語において学力低下の傾向が認められたとのことですが、塾長として特に注目したのは「外国にルーツを持つ児童生徒の学力と学習時間との関係」に深く踏み込んだ分析です。
記事の分析によると、一般的な模試などで「偏差値50(平均レベル)」に到達するために必要な家庭学習時間には、以下のような差が存在しています。
日本人の児童生徒: 毎日 2時間 ~ 3時間
外国ルーツの児童生徒: 毎日 3時間以上
総じて、外国にルーツを持つ子どもたちの学力は低水準にとどまる傾向があり、日本人と同じレベルに到達するためには、より多くの時間と並外れた努力を要しているという現実が示されています。
理由はあまりにも明白です。それは、あらゆる学習の土台となる「基礎的な日本語力の不足」に他なりません。問題文の意味がスムーズに理解できなければ、算数の文章題を解くのにも、英語の文法を理解するのにも、何倍もの時間がかかります。言葉の壁が学習効率を著しく低下させているのです。
しかし、これは決して「外国ルーツの子どもたちだけの問題」ではありません。ご両親が日本人で、日本生まれ日本育ちの子どもたちにとっても、自分事として捉えるべき問題です。
なぜなら、背景がどうあれ「日本語力が低ければ、例外なく低学力に陥る」という原則は同じだからです。語彙が乏しく、文章を正確に読み解く習慣がない子どもは、学力・成績を上げるために、人一倍の努力と時間を犠牲にしなければならなくなります。
こうした語彙知識や文章読解の習慣といった日本語力の課題は、できるだけ早く、小学校低学年のうちに手を打つべきです。そこで、基礎的な日本語力向上に高い効果を発揮するのが、国語道場が西千葉地区で独占的に提供している読書指導「ことばの学校」です。
いわゆる帰国子女のお子さんや、ご両親が外国人の方はもちろん、片方の親御さんが日本語非ネイティブのお子さんは、環境的に日本語力が低くなりがちで、そのために成績も悪くなりやすい傾向があります。手遅れになる前に、ぜひ「ことばの学校」をどしどし受講してください。
また、「日本生まれ日本育ちで両親も日本人だから大丈夫」とは言い切れません。現代のお子さんにおいて、日本語力が十分に備わっていないケースは決して珍しくないのです。すべてのお子さんの基礎日本語力の定着と向上のために、国語道場の「ことばの学校」をどしどしご活用ください。

