2019年05月19日 20:55

順位を上げるために大切なこと

 いよいよ令和初めての定期テストが近づいてきました。国語道場では、来週より定期テスト対策学習会「日曜道場」をスタートします。

 国語道場に入塾してくるお子さんに、私はしばしば、

「塾には何のために来るのですか?」

という質問をします。ほとんどのお子さんは、

「勉強しに」

と答えますね。これはとんでもない勘違いです。

 そもそも勉強なんて学校でまずやっていることです。そして、その予習復習のごときは、第一義的に自分で家でやるべきことです。

 学校の授業のほかに部活動など忙しい時間を割いてわざわざ塾にお金を払っていくのは、単に勉強をしに行くなどということであってよいはずがありません。塾には、成績を上げるために行くのです。

 では、「成績を上げる」とはどういうことでしょうか。

 そんなもの分かり切っているではないかと思われるかもしれませんが、その認識の浅い人も少なくないように思われます。例えば、単純に定期テストの点数が増えれば、「成績が上がった」などと思ってしまうような方です。その程度の認識の人が結構いるから、「+20点」だの「+25点」だのということをもって「成績保障」などとうそぶく塾もあるわけです。

 大体テストの点数そのものなどは、テストの難易度によってどうとでも変わるものです。難易度の高いテストを受けた結果点数が低かったことをもって「成績が下がった」とか、簡単な問題が多かったテストを受けた結果高得点だったことをもって「成績が上がった」などと思っているようであれば(現にそのようなことは珍しくもないのですが)、滑稽でしかありません。

 テストで最も大切な指標は、順位です。「順位なんてどうでもいい」というのも考え方としてはありではあります。しかしながら、現在の日本では、高校や大学の入学者選抜は、多くの場合より得点の高いものを合格者とする競争入試を取り入れています。どこの学校に入れるかということは、生々しい話、多くの人の最大の関心事の一つであり、それは学力の序列によって決まるのであるならば、やはり「成績を上げる」とは「順位を上げる」ことだと考えるのが自然でしょう。

 子どもというものは、視野が狭いものです。決められた曜日と時間に毎週塾に通ってさえいれば、「自分はやるべきことをやっている」くらいに錯覚していても、何の不思議もありません。

 子どもたちの会話で、「〇〇(←友人の名前)は塾に行ってるから成績がいい」とか、「あいつ塾行ってるくせに全然できない」などと、ほとんど無内容な言葉を交わしていることがしばしばあります。このような無意味な言説が出てくるのは、子どもたちの視野の狭さによるものといえましょう。

 「成績を上げる」、すなわち「順位を上げる」ための勉強で最も大切なことは何か。それは、人よかやるということです。これは繰り返し繰り返し、ここでも私が述べていることです。

 私自身の経験をお話ししましょう。私は高校卒業後、今は亡き津田沼の代々木ゼミナールに通いました。そこでいろいろなことを試しましたが、その一つとして、英語の長文読解は、次のように勉強してきました。

 予備校での授業の後、授業で読んだ文章を改めてもう一度精読しました。読みながら、すぐに日本語の意味が出てこない単語には、マーカーで印をつけていきます。

 文章を精読したのちに、全文を和訳します。そして、読みながらマーカーをつけていった、よくわからなかった単語については、和訳が終わった後で練習し、覚えていきました。こんな感じで元の授業の時間と同じかそれ以上の時間をかけて復習を続けました。

 なんでこんなことをしたのかというと、ここまでやっている奴はそうはいないのではないかと考えたからです。こうした勉強を続けた結果、高3の当時40代しかなかった英語の偏差値は、70代にまで上昇しました。

 偏差値というのは、他人と比べてどうかという相対的な成績です。相対成績という点で、順位に似ています。偏差値が入試の合否予想に使われるのは、入学者選抜が競争入試で行われているからです。

 決められた曜日と時間に塾に来て授業を受けるなんてことは、はっきり言って誰でもやっていることです。こんなことをただ繰り返しても、順位や偏差値のような相対成績は上がらないかむしろ下がることさえあるでしょう。理由は上に述べたとおり、そんなことではほかの人よかやっているとは到底言えないからです。私がやっていたように、そうそうみんながみんなやっていないようなことをやる、要は日頃より人一倍勉強することで順位や偏差値が上がるというのは理の当然です。

 どうでしょう。間もなくやってくる前期中間テスト・第1回定期テストに向けて、あなたの勉強はほかの人よりも上を行っているといえますか?それとも誰でもやっているようなことをやっているだけで、さも自分はやっているくらいに思っているなんてことはありませんか?

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