2017年10月22日 23:21

子どもたちに読書の成功体験を積ませたい!

 今日は選挙の投票を済ませてから、大雨を押して東京原宿の太田記念美術館に行ってきました。お目当ては、葛飾応為(おうい)作「吉原格子先之図」。

 恥ずかしながら、私この歳まで葛飾北斎の娘が有名な浮世絵師であること知らず、つい最近「歴史秘話ヒストリア」というテレビ番組で知りました。先月は彼女を主人公としたドラマ「眩~北斎の娘」が放映されていました。

 こんなに興味深い人物がいたのかと驚き、機会があったら是非作品を見に行きたいものだと思っていたところ、ちょうど今、太田美術館で「葛飾北斎 冨嶽三十六景 奇想のカラクリ」という展覧会をやっていて、そこで所蔵する応為の作品1点が展示されていると知り、出かけていくことにしました。天気は非常に悪かったんですが、お客さんは結構入っていましたね。外国人客も多かったですね。さすがは北斎。

 私としても、こんなに早く応為の作品を見ることができて、うれしかったです。

 ちなみに、国語道場の入り口近くに飾ってある浮世絵版画は、北斎の「富嶽三十六景」の一つ、「登戸浦」です。

登渡神社または稲毛浅間神社あたりから見た富士の図と考えられています。「登戸」は「のぼと」と読むようです。

 さてさて、国語道場では、皆様ご存じの通り、「ことばの学校」という読書指導をご提供しております。たいへんご好評をいただいておりまして、平日の夕方の時間帯にはご新規でお入りいただくことがかなり難しい状況になっていたため、9月より火曜日の少し早い時間帯と土曜日の午前中の時間帯も新たに開講いたしました。しかしながら、そちらの方もいくつかの時間帯がすでに満席となっております。

 この「ことばの学校」ですが、中心的なアクティビティは、プロのナレーターによる朗読音声を自分のペースに合わせて聞きながら活字を読むというものです。

 この、朗読音声を聞きながら本を読む効果で最も大きなものは、正しいイントネーションで発音された言葉を聞きながらも字を読むので、文字だけを読むよりも内容が頭に入ってきやすくなるということですね。その結果、みな集中して読書することができます。

 ところで皆さん、本を読むことに挫折したことってありませんか?

 今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの本が、発表の翌日からものすごい勢いで売れて品切れになる書店が続出したというニュースがありました。皮肉を言うわけではないのですが、この中で最後まで読み切れずに途中で読むのをやめてしまうという人も、それなりに出てくるのだろうなと想像します。

 こういう私も、過去にも今にも多くの本を読み切れずに挫折してきました。そこで、人はどの辺で読書を挫折するのかを考えてみました。

 思うに、ほとんどの場合本の最初のあたりで読むのをやめてしまっているのではないでしょうか?最初の数ページを読んでよく分からなくてモチベーション↓、そのあとなんだかんだ忙しくなってそのまま放置して終了。こういうケースが多いように思います。

 特に小説は、有名なエピソードや面白いところは後の方に出てきますよね。「すぐれた文学作品」ほどそういう傾向があります。一方、最初の方は背景の説明とか登場人物の出現とかで物語が進んでいかないので、話としてあまり面白くない。それでいてちゃんと読んでおかないと後の方で何のことか分からなくなってしまいます。

 逆に、最後まで読み切った本の場合、最初のちょっと入りにくいところをなんとか乗り越えられると、あとはどんどん面白くなって最後まで進められたということが多いんじゃないかと思います。

 つまり、読書で挫折してしまうのは読み始め。よってそこをいかに乗り越えられるかがカギです。

 そこで「ことばの学校」です。先ほど、「ことばの学校」は朗読音声を聞きながら活字を読むので、内容が頭に入ってきやすいと書きましたが、そのために、本を読むうえで一番の難所になりやすい最初の部分を、すいすい乗り越えられるのです。

 本を読むことを途中で挫折してしまう。そういうことがあると、読書、ひいては読むこと全般に対して自信を失っていってしまいますよね。「ことばの学校」でしたら、途中で本を読むことを投げ出してしまうなんてことはまずありませんから、読んだ本が増えていくたびに、子どもたちは読書に対してどんどん自信を持つようになります。

 先週末から国語道場では秋の面談を実施しているのですが、「ことばの学校」を受講してからお子さんが自分から本を読みたい、買ってほしいというようになったですとか、国語道場に通い始めてから、なぜかお子さんが自分から勉強に取り組むようになったといったうれしいご報告をいただいております。

 国語道場での成功体験が、お子さんのあらゆる学びへの自信にこれからももっとつながっていくように、がんばっていきたいと思います。

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