2019年07月04日 23:28

中学受験、とりあえずやらせちゃう人へ。「行かないとしても勉強したことは役に立つ」なんて大嘘ですからね

 ↑は非常に有名なツイートですが、もう10年近く前につぶやかれたものなんですね。月日の経つのは早く、一方で人はなかなか学ばないものだと思い知らされます。

 それでもスポーツの世界は、根性論はだいぶ影を潜めて科学的トレーニングが広まっているような印象を受けます。むしろ勉強の方が遅れているかもしれません。

 とりあえずお子さんを難関中学受験させることにした親御さんがよく言われる言説ですが、「万一ダメでもそれまで勉強したことはきっと役に立ちますんで」というのがあります。これは、私に言わせれば非常に怪しいと言わざるを得ません。むしろお子さんに合っていない勉強なんかさせたら、子どもを勉強嫌いにする上にアタマも悪くしちゃいますよ

 本当にもう、お子さんの現状の学力を把握して、それに合った学習法を見つけようという発想のない親御さんが多すぎます。とりあえず渋幕は難しそうだけど秀英なら何とかならないかとか、千葉中はムリでも稲毛なら入れるんじゃないかとか、なんだかよく分からない前提からとりあえず難関中学受験に走っている方って、実は結構いるのではないでしょうか。

 中学受験をさせるべきか否かについて、親野智可等先生の秀逸なコラムがありますので、迷われている方はご一読ください。親野先生も、中学受験に向いているお子さんの資質の一つとして、「ずば抜けて学力が高い」ことを挙げています。これは当然で、「偏差値60以上」の中高一貫校ともなると、中学受験自体みんながみんなやるものではないので、全体で見ると上位数パーセントの学力ということになるからです。

 万一受験に失敗したり、結局受験しないことになったとしても、それまで勉強したことはきっと役に立つんじゃないか。

 そういうことは絶対にないとは申しません。ただしそれは基礎は当然のことながらしっかりと身についていて、中学受験勉強を十分に理解できるお子さんです。

 基礎力をしっかり固める必要がある状況のお子さん、これから標準的なレベルの問題もどんどん解けるように鍛えていったほうがいいお子さんを、難関中学受験勉強の中に放り込むというのはどういうことか。少年野球を始めたばっかりの子に140km/hのマシンで打撃練習をさせるとか、もうありとあらゆる比喩が思い浮かびますが、とにかく勉強に対する恐怖心、絶望感をわざわざ植え付けるようなものですよ。こうなると、中学受験どころではありません。勉強がとにかく嫌いになってしまいますから、その後の進学のための勉強にも支障をきたしてしまいますし、学校や受験のための勉強だけでなく、そもそも学ぶことが嫌いな人になってしまいかねません

 国語道場にお子さんをお預けになるような親御さんには、当然そういう方向に走る方はほとんどいないわけですが、小学校低学年のうちからきちんとあらゆる学びの基盤である国語力を伸ばし、お子さんに合った学習指導を続けてこられた結果、小学校高学年、中学生にもなるまでには偏差値で10ポイントとか20ポイント近く学力を上げることに成功されています

 何よりも、学習指導と呼ぶに値するものは、子ども自身に合ったもの以外ありえない。このことを肝に銘じてほしいと思います。

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