2020年03月02日 23:05

やっぱり難しい千葉県公立高校入試の国語

 今日は千葉県公立高校後期選抜学力検査でした。

 今回の試験、一とおり解いてみた感触としては、全体的にやや難しかったと思います。平均点も前期より低くなると思います。ですから、今日の試験で「やらかした」と思っている人でも、全体的に点数は低いと思われますから、あきらめずに来週の発表を待ちましょう。実際の試験問題は、明日の新聞各紙朝刊に掲載されるので、ぜひご覧になってみてください。

 千葉県公立高校の入試問題は他の都道府県と比較しても、難しい方だと思います。平均点が250点台にまでなるようなところはなかなかほかにないのではないでしょうか。で、特に平均点が低くなる年度にはどのような特徴があるかというと、それは国語が難しかった年であると言えます。

 何しろ国語は1教科目ですからね。これが難しくて「できなかった」と思ってしまうと、多くのお子さんが後々まで引きずってしまうのですよ。

 ちなみに、周知のとおり来年度から千葉県公立高校入試は1回の選抜方式になるのですが、やはり1教科目は国語です。

 今回の後期選抜の問題を見てみて、どういうところが難しいか挙げてみますと、まずひとつはそもそも文章が難しいということが言えると思います。今回は問5の評論文が難しかったと思います。

 今回出題された素材は翻訳論。批評家は作品を読んで論文を書く一方で、翻訳家も作品を読み込んで解釈するところは同じです。しかし、翻訳家が書くのは自分の感想や批評ではなく、作品をのものを自分の言語で書きます。いわば翻訳は「体を張った読書」だといった内容です。

 私のように、哲学科出身で外国語の勉強が趣味という人間からすると、ほう、なるほど!この文章は面白いなと思って読んでしまうわけですが、中学生たちはどうだったでしょうか。翻訳論なんて何のことやらさっぱりという人も少なくなかったのではないでしょうか。日ごろからそれなりの難度の文章を、しかもたくさん読みこなしているような受験生でなければ、歯が立たなかったのではないかと思います。

 千葉の国語の問題の難しい点のもう一つは、記述問題です。

 千葉の記述の特徴は、フルに答えを書かせるのではなく、本文について説明する短い文章がところどころ虫食いになっていて、そこに当てはまる言葉を書かせるというものです。これがなかなか難しい。自分なりにまとめて、指定されている15字以内とか20字以内で書くわけですが、これで過不足ない答案がかけているかどうか、私が解いていても不安になるくらいなので、受験生のプレッシャーたるやいかばかりかと思います。限られた時間の中で、自分で理解していることを簡潔にまとめる能力が求められています。

 総じて一つ一つの問題にそれなりに歯ごたえというか重量感のようなものがありますから、答えの見直しでちょっとずつ時間を削られてしまうということもあります。よほど時間配分に気を遣っていないと、最後の作文が尻切れトンボになって大量減点なんてことにもなりかねないでしょう。

 本当に、千葉の国語は付け焼刃の国語力でどうなるような問題じゃありません。早いうちから、出来れば小学生のうちから国語をきちんと勉強していかないとダメです。まあ、だから国語道場という塾を私はやっているわけですけれども、とりあえず数学と英語からなんていう塾通いでは、話になりませんよ。

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