2014年06月25日 21:45

「ことばの学校」は速読の指導ではありません

たまにご質問をいただくのですが、読書指導「ことばの学校」は速読法の指導ではありません。

むしろ、子どもに速読法なるものを身に着けさせようという親御さんがいらっしゃることに驚きを禁じえません。挑発的なことを申し上げるようですが、子どもに速読なんかをやらせようとする方は、自身が漱石やドストエフスキーもまともに読んだことがないのではありませんか。

子どもの読書で最も大切なことは、本の中の言葉から書かれていることを自分の頭の中で追体験すること、本とともに生きること、本と戦うことです。

そのように本を読むためには、一言一句として無駄な言葉は存在しません。書かれている文字を丁寧に読んでいくことが国語道場の「ことばの学校」読書指導です。本に書かれた情報を、できるだけ早くつかみとれるようにすることを目的とする速読法とは、根本的に考え方が違います。

明日あさってのお金儲けを考えなければならない「大人」のための本の読み方と、さまざまな人間のあり方、ものの見方を学ばなければならない子どもたち(大人でもよいのですが)のための本の読み方は全く違います。口幅ったいことを言うようですが、大人として、親として、これくらいの分別を持っていただきたいものです。

ルネ・デカルトは、本を読んでいてよく分からないことがあると、それ以上読み進めずに、数日かけてでも納得いくまで考え抜いたといいます。本当の読書とはこういうことを言うのです。

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