「独眼竜政宗」で国語の勉強 Lesson 05

2024年03月22日

最近、国語道場では小学3~4年生くらいですでに歴史が好き、歴史に詳しい生徒がけっこういて、驚いています。

私が歴史好きになったのは、歴史漫画を読みだした小学6年生になったころのことで、それでもせいぜい織田信長とか徳川家康といった中央の歴史を知っている程度でした。最近では、小学校低学年くらいのお子さんにも、安房の里見氏なんかを知っていたりするようで、たいそう驚かされます。

おうちの方の薫陶もあるのだろうと拝察いたします。お子さんをいろいろなことに触れさせて、好奇心いっぱいに育ててまいりましょう。

今回は「独眼竜政宗」第5話「愛姫」です。

「愛姫」と書いて《めごひめ》と呼びます。東北では、「かわいい」ことを《めんこい》などと言いますから、東北弁の入った呼び名なのでしょう。昔の女性の本名は分からないことが多いですが、これも恐らく本名ではなく、両親から「めんこい、めんこい」と言われ続けているうちに、そのような呼び名になってしまったのでしょう。

子ども時代の愛姫を演じるのは、当時12歳の後藤久美子さんです。いやはや、まさに顔面国宝。

この回から片倉小十郎役が故・西郷輝彦さんになります。

白河夜船 17分37秒 何が起こっても分からないほどぐっすりと寝込むこと。(日本の故事成語。白河は川ではなく、京都の地名)
千代かけて 20分23秒 いつまでも(慣用句)
剣呑 21分37秒 危険な感じがするさま(日本の熟語)
若湯 22分30秒 酒のこと(本来酒を飲んではいけない僧侶たちの隠語)
っては 27分1秒 住んでいるところの風習に従うべきだということ(出典「童子経」)
虎の威をる狐 39分39秒 他人の権勢に頼って威張る小人物のこと(出典「戦国策」)
(または) 42分27秒 心配事で気が晴れないこと。「無聊を慰める」で《気晴らしをする》の意味

※色付きの漢字は、小学校で習う漢字で、千葉県公立高校入試漢字書き取りテストに出題されうるものです。