1学区で7校が定員割れ?1月進路志望調査発表

2023年01月28日

 一昨日、中学校で行われた志望調査の集計結果が、ようやく新聞で発表されましたね。多くの中学校で、すでに出願校の取りまとめが行われている時期ですので、ちょっと遅すぎますよね。

 最近は新聞をとっていない人も多いと思うのですが、そういう方はどのようにこうした情報を手に入れていらっしゃるのでしょうか。塾に通っているお子さんであればテスト業者からの情報を塾でもらえると思いますが...。

 志望校調査の集計結果なんかは、お隣の東京都では、東京都教育委員会のホームページに掲載されています。千葉県も、これくらいのことはやってほしいと思います。

 千葉県公立高校入試の選抜回数が1回になり、定員割れを起こす高校が増えましたね。第1学区の状況としては、7現時点で校9学科が現時点で「定員割れ」になっています。

 定員数大幅減の稲毛高校が、普通科・国際教養科ともに現時点で志望者数が定員に達していないのには驚きました。もちろん、低倍率を狙って出願してくる受験生が出るでしょうから、実際に定員割れになることはないと思います。

 千葉北高校が、昨年度に続き、現時点で志望者数が定員を割っています。11月時点では、昨年度よりも志望者が増えているという情報もあったのですが...。大学受験の総合型(旧AO)入試の受験生に対し、きめ細かい指導を行っている事例を、塾長間のネットワークで聞いたことがあります。これから出願だがまだ決まっていない人は、検討してみてもよいかもしれません。

 第2学区の船橋高校は、今年は例年以上に要注意ですね。。例のごとく、今年も県内最高倍率になっていますが、今年度は志願者のレベルが上がっているようです。進学研究会のVもぎのデータによると、船高を第一志望としているトップの受験生の偏差値は、県千葉より上になっています。思考力を問う問題を課さないことで、かえって上位の志望者が集まったようです。

 けっきょくのところ、出願者が多い・少ないとか、倍率が高い・低いだけでは、自分が合格できるのかどうかまでは分かりません。それには出願者の学力層と合わせてみてみる必要があります。国語道場では、毎年、教育委員などから発表される志望者数情報とテスト業者さんから提供される志望者の学力層の情報から独自の資料を作成して、塾生にのみ提供しています。

 これにより、各校・各学科の志願者の中で自分がどれくらいの位置にあるのかが一目でわかるようになっています。