子どもが「物分かりが悪い」と思った時に試してみるとよいかもしれないこと
2024年03月21日
お子さんの勉強を教えられている保護者の方は多いと思います。
教えれば、なんでもすらすらとできるようになるお子さんもいることはいるでしょうけれども、そうなかなかすんなりといかないことも多いのではないでしょうか。
そんな時、「この子はなんて物分かりが悪いんだろう」と思われることもあるかもしれません。ついつい厳しいことを言ってしまいたくなります。
こちらの説明について、なかなか子どもが分かってくれないとき、皆さんはどうなさっていますか?
説明する言葉を変えてみるとか、図解してみるとか、いろいろと手を変え品を変え、工夫をされているでしょう。
しかし、「ここまでわかっているのに、どうしてこれが分からないのだろう」と思われるようなケースですね。これ以上易しく説明のしようがないのに、どうにも子どもが飲みこんでくれないような場合はどうでしょう。
このような時は、お子さんにご自分の説明の言葉を復唱させてみてください。
単純に、説明の言葉が聞き取れていないとか、集中して聞けていないとか、それだけのことであることがよくあります。学校のような集団一斉指導形式に悪い意味で慣れていると、ついつい大事な説明を聞き流すクセがついてしまうんですよね。
ポイントの説明の言葉は、なるべく単純で短めの文にまとめて、復唱しやすくしてください。
説明の言葉をそっくりそのまま言えるようになるまで、丁寧にくり返しましょう。ちょうど中学校の英語の授業の Repeat after me! のような感じです。
お子さんが説明の言葉を復唱できるようになると、それまでつっかえていたのがウソのように、そこからすらすらと進むことがよくあります。
今日の授業でそういうことが実際にありましたので、ご紹介しました。