低学年のお子さんの入塾が増えていることは、とてもよいことだと思っています

2024年03月13日

連日のお問い合わせ、誠にありがとうございます。

新年度生の募集チラシを先月・先々月と配布させていたのですが、道場入口看板にも同じものをご用意しております。ただし、補充してもすぐになくなってしまうため、入れ物に入っていない場合がございます。その際は、どうぞご遠慮なく教室にご請求ください。

さて、国語道場では新小学1年生~新中学3年生までのお子さんを募集しています。最近は小学3年生以下の低学年のお子さんのご入塾が増えています。これはとても良いことだと思います。もちろんお子さん方にとって。

24年前に西千葉に開業した当初は、小学4年生以上から募集していたんですよね。

実際、塾は中学生から、早くても小学校高学年からでいいんじゃないかとお考えの方は結構いらっしゃるでしょう。

実際24年前の私もそうでしたから(^^ゞ

しかし、国語道場という形で2013年から再スタートし、読書指導「ことばの学校」を始めてから考えが変わりました。

やはり低学年からの塾は有効ですね。

なんといってもやる気があります。

幼稚園の頃はどんなお子さんも、「早く学校に行きたい。勉強するのが楽しみ」なんて言っていたんじゃありませんか(遠い目)。。。

低学年のうちならまだそういうイノセンスも残っていますから、ここで楽しみながら勉強に取り組めるようにするチャンスなんだと思います。そうできるかできないかは、その後の人生に大きくかかわってくるだろうなと思います。

そう言えば、以前の記事で、最終的に偏差値が40上がった生徒の話を書いたんですけれども、そのお子さんも小3の時に入塾されていましたね。

小学校低学年の時期はまだ幼児に近いですから、発達のばらつきも結構大きいです。

ですので、学校で教わることをすんなり身につけられる子もいれば、なかなか簡単そうに見えることも習得できない子もいるというのは、実はそれほど驚くことではないんです。

仮に、ちょっと物覚えが遅いかもと思われるような時でも、例えば小2で小1の内容を復習するとか、小3で1・2年の内容をおさらいするとかいっても、大した分量ではありませんから、時間も負担もそれほど大きくないんですね。

つまり、実際に小1や小2の段階で身に着けられなかったことがあるとしても、少し成長してから身につけられるようにすることは、比較的容易です。

国語道場の読書指導「ことばの学校」で言うと、多少学年に比べて言葉の数が少ないかなというお子さんでも、読書指導を続けてしばらくもすると、すぐに学年相当の語彙力なんて追い越すくらいに成長させることは十分可能です。

一番怖いのは、こうした発達のばらつきによる学力の差が、放置されることで固定化することです。

小2の段階でその学習内容を十分に身に着けられなかった。それはその時に手を打っておけばよかったのに、それをしなかった。そのために先の学習が困難になり、勉強に対する苦手意識を持ってしまったり、勉強嫌いになってしまう。

これが一番怖いシナリオですね。いや、実はこうなってしまっている人がほとんどなんではないかと思いますよ。

多くの方の思い込みに従って、塾へは中学校、または高学年で行かせてみる。そうすると、すでに勉強への苦手意識、勉強をやりたくないという感覚が根づいてしまっていますから、指導にもなかなか困難を伴うということはよくある話です。

そんなわけで、低学年で塾は早いんじゃないかなんて思い込みは、捨てたほうがよろしい。ちょっとでも心配なことがあったら、すぐに手を打たれたほうが結果がよくなるのは当然のことです。

何か重大な病気の初期症状が幸運にも見つかったとしましょう。それを放置して、わざわざ重症になってから病院に行こうなんていう方はいらっしゃいませんよね。それと同じです。