今度の日曜日はスクールフェア2022!

2022年09月29日

今年は3年ぶりに対面で実施できるようです。いよいよ「スクールフェア2022」が今度の日曜日に迫ってきました。

「スクールフェア」は、千葉学習塾協同組合主催による、千葉県内の主要私立中学・高校及び東京都内の私立中学・高校の一部、第一学区を中心とした公立高校の個別進学相談会です。

千葉県内の高校受験では、例年7割以上の受験生が公立高校を第一志望としていますが、私立高校を受験しない人はほとんどいないでしょう。言葉は悪いですが、いわゆる「滑り止め」ですね。

しかし、この「滑り止め」を考えることは、実は第1志望校を決めることと同じくらい大切です。

大学生の就職活動で、「とにかく大企業にしか就職しない」などと言って応募しまくるものの、結局どこにも就職できなくなってしまう学生もいると聞きます。

こういう人は、自分は志が高いつもりで、その実自分になにが出来るのか、どういうところならその能力が発揮できるのか、全然考えていないのでしょう。

受験に話を戻しましょう。

第1志望校はなんとなく決まっているが、「滑り止め」をしっかりと考えていない受験生は、上に述べた就活で失敗する大学生に似たところがあります。

「滑り止め」の学校は、万が一の時に進学しなければいけない学校です。ですから、どこを受験するかについては前もってよくよく研究しておかなければなりません。

また、ここ数年、「公立離れ」と呼ばれる現象があります。今年の入試では公立全日制高校の半数近くが第一次募集で定員を満たすことができず、第二次募集を実施しました。

背景としては、就学支援金制度ができたことで私立高校に通いやすくなったことがあるように思います。私立は「滑り止め」のつもりだったが、想定よりもよいところの推薦がもらえたなどの理由で公立受験をやめてしまう人もいるようです。また、同じ理由で、公立は、ダメ元で思い切って高いところを受ける人が増えているようです。

理由は様々ですが、公立高校が第一志望のつもりでいても、最終的に私立に進むことになるケースが以前に比べて増えてきていると言えます。それだけ併願校、「滑り止め」をしっかりと考えておくことが重要になってきていると申せましょう。

「滑り止め」を考えるということは、すなわち失敗した時のことを考えるということですから、なんだか後ろ向きな感じがして、あまり気乗りがしないかもしれません。

しかし、ひとつひとつ丁寧に学校の案内や資料を調べたり、説明会で話を聞いたりすることで、それぞれの学校の魅力が見えてくるでしょう。高校生活が具体的にイメージ出来ていない人であれば、そうした調査を通じて、自分が高校でどんなことが出来るのか見えてくるでしょう。こんな感じで、「滑り止め」を考えることは、実は受験や高校生活、自分の人生についてとても前向きに考えることだと思うのです。

当日は、会場の神田外語大学による「英検講座」「フォニックス講座」「7つの外国語講座」、また、「数学教師芸人」タカタ先生による、「バク速計算教室」などのイベントも行われるということです。受験生だけでなく、中学1・2年生、小さなお子様もともに、ご家族皆様で参加されるとよいのではないでしょうか。

ご参加には事前の登録が必要です。今すぐ、千葉学習塾協同組合「バーチャルスクールフェア」ウェブサイトにてお手続きください。