「独眼竜政宗」で国語の勉強 Lesson 03
千葉県公立高校入試の漢字書き取り問題は、すでに何度も言及している通り、教育漢字、すなわち小学校で習う漢字だけが出題されます。
今回から、公立高校入試漢字書き取り問題で出題されてもおかしくないものについて、その文字に色を付けて表示することにしました。しっかりと書けるようにしておきましょう。
今回は「独眼竜政宗」第3話「親ごころ」です。輝宗パパ(北大路欣也さん)が梵天丸をかわいがるシーンが実にいいですね。「独眼竜政宗」は私が高校2年生の時に放映されていた大河ドラマですが、子をもって改めて見てみると、まったく当時とは味わいが違います。
それでは、重要語句をチェックしながら、ドラマをご覧ください。
身体髪膚(は)これを父母より受く 5分20秒 人の身体はすべて父母からいただいたものだということ(出典「孝経」)
手の平(掌)を返す 8分7秒 急に態度を変え、これまでとは正反対の態度をとること(慣用句)
清濁併せ呑む 12分0秒 心が広く、善も悪も受け入れること(出典「史記」)
君臣の別 12分55秒 主君と家臣の区別
剛毅果断 13分16秒 意志が強く、思い切って行動すること←→優柔不断
烏合の衆 16分25秒 規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団(出典「後漢書」)
麻のように(ごとくに)乱れる 25分58秒 社会の状態が(麻の糸がもつれるように)乱れること(慣用句)
24分18秒のところ、輝宗パパと義姫(岩下志麻さん)との夫婦の会話。《もし輝宗の弟が謀反を起こしたら、斬りますか》という義姫の問いに、輝宗は《もちろん成敗する》と答えていますが、その場で読書をしている梵天丸が、この話を聞くともなく聞く様子が描かれます。これは、先の展開で重要な伏線となっていると思われますので、覚えておかれるとよいでしょう。