ガチ過去問演習の意味
今日は千葉県公立高校入試問題演習の2日目でした。間に昼食休憩をはさみますが、例によって1日合計7時間の勉強会です。
国語道場の過去問演習では、まず実際の入試と同様に1教科50分の制限時間を設け、本番さながらに過去問を解いていくことからスタートします。なんといってもこれが値打ちモノだと思っています。
人によっては、入試の過去問題集を、普通の問題集と同様にだらだらやってしまうということも結構あるようですね。
なんとももったいない!
そんなことしちゃったら、志望校の合否ボーダーを超えられるかどうかのシミュレーションができないじゃないですか。
ちなみに、私、高校受験の時、自分自身ではこんなことやったことなかったです。そんなことだから第1志望校も結局受けさせてもらえなくなっちゃうんですね(^^;
この本番さながらの過去問ガチ演習で、まず自分の力を知り、さらに入試本番に向けてのスタミナをつけていきます。
テストが終わったら、私がただちに採点をします。これが、教える側からすると、非常に重要です。
スポーツ競技に例えるなら、普段の授業は練習で、テストは試合のようなものです。スポーツでも、練習ではできるけど、試合だとグダグダになるということがあると思います。勉強でも同じです。
あれ、◯◯ちゃん、授業ではよくできているのに、テストという形でやらせてみると、こういうところを間違えちゃうんだ。
とか、
この問題を間違えるということは、この辺が実は理解不足なんじゃないか。
とかいったことが、テスト形式でやらせて採点することで見えてきます。
過去問演習の後は、終了時刻まで問題の解きなおしをやらせます。これも、ただやらせるだけだと、なんとなくさらって終わりになってしまいますから、採点した時に私が得た感触から、
この教科の特にこの点を見直して
とか、
ここの部分が覚えられていないようだから、今すぐこの場でここを暗記して。
などと具体的にアドバイスをして、それに基づいて学習させています。
今回は、全員前回1回目よりも得点が上がりました。先週実施した回(2020年度)よりも平均点の低い年度だったので、ちょっと意外でした。来週はいよいよ冬期講習が始まります。ここからどれだけ得点を挙げられるか、今から楽しみです。