ご家庭で心掛けていただきたいこと

2022年06月06日

ツイッターで音楽系の方を多くフォローしているせいか、本日付の次のヤフーニュースに関するつぶやきがタイムラインにたくさん流れてきました。

吹奏楽部の部員が自殺、長時間練習「過労死ライン超え」が背景に? 第三者委員会が明らかにした千葉の強豪校の実態

事件自体は4年前のもので、それについての第三者委員会の報告についてのフォロー記事になります。いずれにしても、大変痛ましい事件です。

見過ごされがちに思われるのですが、子どもだって人間ですので、大人と同じように忙しくさせ過ぎるとうつになります。

小学生だと、本当に習いごとをてんこ盛りにしていて、週に5つも6つもやらせている親御さんもいらっしゃるようですが、お子さんが精神的に疲れてしまって、学校も休みがちになってしまうというケースを、見聞きすることが職業柄あります。

習い事など、学校外の活動をどの程度やらせるかについては、お子さんによって許容量は本当にまちまちですので、その辺は親御さんがよく観察して判断していただきたいと切に願います。週に1つの習い事でもしんどくなるというお子さんもいるのは事実で、「週に1日や2日くらい…」などと思い込みで判断されずに、お子さんの特性をよく見る必要があると思います。

総じて子どもはよく頑張っているのだと思われたほうが間違いはありません。

中学生ともなると、平日はそれこそ学校の授業と部活で10時間以上拘束されているわけですよね。塾に通っているお子さんなら、それからさらに1~2時間勉強。国語道場では中1・中2でもほとんど毎日授業を入れている生徒が少なくないので、もう今話題の「ブラック企業」並みのがんばりっぷりです。

どうかご家庭では、子どもたちがホッとできる環境づくりをしていただければと思います。

家事やお仕事帰りのお疲れのところ、目の前で子どもがごろごろテレビを見たりゲームをしたりしていれば、確かにイラッとくることもあるかと思います。でも、上のような感じで子どもたちも散々頑張ってきているということを、頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。

結局、一番大事なのは、子どもたちが、今現在成績が良いことでも、親御さんに気を遣って勉強することではないんです。

がんばり続けられる力があるかどうかです。

それさえあれば、現状がどうであれ、そんなものは後でいくらでもひっくり返せます。

子どもに頑張り続けられる力をはぐくむこと。それができるのは家庭だけです。

ビシビシ鍛えるのは道場にお任せください。