国語道場オリジナル入試情報資料

2023年01月21日

 来週あたり、ようやく千葉県内中学校の志望校調査の集計が発表されるかと思いますが、相変わらず千葉は遅いですね。

 ちょっと東京都教育委員会のホームーページを見てみたんですが、同様の志望調査の結果の発表が1月6日。千葉は3週間遅い。中学校によっては、出願先をすでに確定させているところもあると思いますが、こんなんじゃプランの立てようがありません。

 同じ国民でありながら、川一本挟んだ都県でこれだけ違うというのはどうかと思います。こういうことをこんな風に文句言っているのは私くらいのような気がするんですが、もっと塾や保護者の方々が声を上げたほうがいいと思います。

 それはさておき、志望倍率の一覧は皆さん、どのように活用なさるでしょうか?

 多くの場合、「◯◯高校は倍率が2.82倍だ~、高いな~」とかいう程度で終わっているんじゃないでしょうか。

 倍率は、それだけ見てもあまり意味がありません。ちゃんと受験者の学力層と併せて検討する必要があります。

 どういうことかというと、例えば倍率が3倍だとする。しかし、その志望者が自分よりも学力が下だったら、はっきり言ってそれが10倍だろうと20倍だろうと何の問題もありません(もちろん、本番大コケしたらダメですが)。逆に倍率が1.2倍とか非常に低かったとしても、他の受験者が自分よりも学力が上だったら、どんなに低倍率といえども合格することは難しいでしょう。

 そういうわけで、国語道場では、上の写真のように、ちゃんと志願者の数を学力層に分配して、前期と後期の合格ボーダーを示した資料を作って受験生に配布しています。これで、単純に倍率◯◯倍なんて話ではなくなって、自分はその中のどの辺にいるのかが一目瞭然で分かるようになっています。

 国語道場の受験生は、全受験生の中のどの辺の位置に自分がいるのかを十分に把握したうえで、本番に臨めるというわけです。